肥満による妊娠のリスク
肥満では妊娠でのリスクが高くなることが分かっています。
妊娠中は太りやすい体になっているのですが、必要以上に体重が増えてしまうと様々な病気のリスクが高まります。
妊娠による体重増加は、7~12kgぐらいが理想と言われいるので、これぐらいを目標に体重をコントロールしていきましょう。
妊娠初期に食べつわりになると、その惰性で食べるクセが付いてしまって、妊娠中期や後期まで体重が増え続けて超肥満の妊婦さんになってしまうことも。
超肥満では、ママやお腹の赤ちゃんにまで重大な影響を及ぼすことがあるので、そうならないように食事や生活習慣を改善していくことが大切です。
肥満が進むとハイリスク妊産婦に
肥満が進んでBMIの数値が35以上になるような肥満の妊婦さんは「ハイリスク妊産婦」として管理されるようになります。
日本産婦人科学会によると、ハイリスク妊産婦とは、
「妊娠中や出産後の母体と児の経過や予後に異常が予測される場合」とあります。
つまり、心臓など基礎疾患や双子の双胎妊娠の妊婦さんと同じ扱いになって厳重に管理されることになります。
肥満の妊婦さんは、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などの合併症を持っていることが多いためです。
ハイリスク妊産婦になると、受け入れてくれる施設も限定されてくるので、そうならないように日頃の食生活や運動によって体重増加を抑えるようにしましょう。
この次は、肥満による具体的なリスクについて詳しく紹介します。まだまだ続きます。
肥満によるリスク
肥満の妊娠におけるリスクは
・妊娠高血圧症候群になる。
・妊娠糖尿病になる。
・神経管閉鎖障害のリスク。
・産道に脂肪が付いて狭くなる。
・微弱陣痛になる。
・児頭回旋異常になる。
・お産が長引く。
・腰痛になる。
・帝王切開の可能性。
・産後の傷が治りにくい。
上記のようなリスクが高まることが知られています。
妊娠中のダイエットは避ける
体重が増えるからといって、妊娠前のようなダイエットは行うべきではありません。
妊婦さんの体重増加は、7~12kgが理想と言われます。妊娠さんは太りやすくなっているので、この範囲になるように体重をコントロールしましょう。
妊娠中は塩分の摂りすぎに注意
妊娠中は、塩分の摂りすぎにも注意してください。
体重が1週間に500g以上または1ヶ月で2kg以上増えたときは、脂肪ではなく体のむくみが原因かもしれません。
塩分の摂りすぎはむくみの原因になるので、塩分の摂りすぎには注意が必要です。
肥満による妊娠のリスクは、ママだけでなくお腹の赤ちゃんに影響することがあります。肥満にならないようにすることが大切です。
この他、妊娠と肥満全般の話題は妊娠と肥満で、妊娠中期の注意点は、妊娠中期の注意点でまとめました。読んでみてください。
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