着床出血で検査薬が陰性
着床出血で妊娠検査薬が陰性のときは、妊娠以外の原因で出血が起こっている可能性があります。
基本的に、生理以外の出血は全て不正出血ですので、産婦人科へ行って原因を調べてもらうことが大切です。
妊娠以外に出血があると、それが妊娠できない不妊の原因になることもあるので、しっかりと原因を調べるようにしましょう。
着床出血以外の出血の原因
着床出血以外で考えられる出血の原因は、
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・子宮頸管ポリープ
・子宮頸管炎
・膣部びらん
・子宮体がん
・子宮頸がん
・卵巣機能不全
・機能性出血
このようなことが原因で出血を起こすことがあります。
●子宮筋腫
子宮筋腫とは、子宮の筋肉の中や、漿膜、粘膜の下にコブができる病気です。
主な症状として月経量の増加、月経痛、生理以外の出血、腰痛や頻尿といった症状が出ます。
若い人が子宮筋腫になると、妊娠しにくい上位鯛になったり、流産しやすいなど不妊の原因になることもあります。
●子宮内膜症
何らかの原因で、子宮の組織が子宮の内側以外に発生する病気です。原因はよく分かっていませんが、20代~30代に発症することが多いです。
子宮内膜症は不妊の原因となっていることも多く、原因不明の不妊に悩む人が高確率で持っているとされます。
●子宮頸管ポリープ
子宮の入り口である子宮頸管にポリープができる病気です。ポリープができると、ちょっとした刺激で出血を起こすことがあります。
●子宮頸管炎
子宮頸管の粘膜が炎症を起こす病気です。クラミジアなどのSTDが原因で起こることが多いです。
比較的症状が少ないことやピルなどの普及によって感染が広がっています。慢性化すると、不妊の原因にもなると言われています。
●膣部びらん
出血の頻度が高い病気です。鮮血や茶色のおりものになることがあります。
●子宮体がん、頸がん
子宮体がんや頸がんでも出血を起こします。不正出血が起こりやすい病気なので、出血があるときは原因を精査することが大切になってきます。
●卵巣機能不全
卵巣の機能が弱っていると、不正出血を起こすことがあります。排卵誘発剤などで治療を行います。
●機能性出血
ホルモンの乱れが原因で、出血を起こすこともあります。
このように、着床出血以外でも様々なことが原因で出血が起こります。不正出血があったら、早めに産婦人科を受診して原因を調べてもらいましょう。

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日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

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葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この次は、着床出血と妊娠検査薬について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
着床出血と妊娠検査薬
着床出血を疑って妊娠検査薬を使って陰性が出る場合は、次のことが考えられます。
・妊娠はしていない。
・検査する時期が早く過ぎて反応しない。
●妊娠はしていない。
妊娠はしていないので、他の原因で不正出血を起こしていてると考えられます。妊娠できない原因になってる可能性もあるので、産婦人科で出血の原因を調べましょう。
●検査する時期が早く過ぎて反応しない。
妊娠検査薬を使う時期が早すぎて、検査薬が反応せずに陰性となっていることがあります。
妊娠検査薬は、生理予定日または生理予定日1週間後に使うようになっています。
検査薬が陰性の場合には、数日後に再検査するようにしてみてください。
この他、生理予定日と着床出血の関係については生理予定日に着床出血で、生理予定日全般の話題は生理予定日で詳しくまとめています。
生理周期については生理周期で紹介しています。読んでみてください。
妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。