絨毛膜下血腫の原因や血腫の大きさ、症状、エコー写真、治療法まとめ。

絨毛膜下血腫(じゅうもうまっかけっしゅ)とは

絨毛膜下血腫の原因や血腫の大きさ

絨毛膜下血腫とは、絨毛膜(卵膜と言われる3層の膜の一つ)の下に血液が貯まっていくことをいいます。子宮口の近くにできると出血しやすいといわれます。

絨毛膜下血腫の超音波写真

絨毛膜下血腫のエコー写真と画像

実際の絨毛膜下血腫は、エコー写真に上記の画像のように写ります。画像の右側、※のところの黒いスペースが絨毛膜下血腫の部分です。

出典:日産婦誌53巻7号 妊娠初期の超音波診断

「エコーフリースペースが認められてもなんら臨床症状を示さないときは,自然に消失することもある」と記載されているので、症状がなく自然に消失することもあります。

絨毛膜下血腫の原因

絨毛膜下血腫の原因
絨毛膜下血腫ができる原因は、胎盤が作られる過程で出た血液が貯まっていって血腫となると考えられています。

胎盤ができるときに子宮内膜に根を張る過程で血管が絨毛膜に入り込み血管が増えるために出血が起こりやすい状態になります。

このときに出血を伴う場合もあり、鮮血が大量に出血する場合もあります。

絨毛膜下血腫の症状

血の塊は血腫と呼ばれ出血を伴うこともあり、かなり大量に出血する場合もあります。血腫と言えば丸いもの想像しますが、実際には三日月状や円状に血腫ができていきます。

絨毛膜下血腫で流産?

絨毛膜下血腫は、鮮血が大量に出血する場合も多く不安になりますが、妊娠が継続している限り流産とはならず赤ちゃんは育っていくとされます。

大体妊娠5ヶ月ぐらいで治まるはずなので、血腫の影響が赤ちゃんに及ぶことはないとされます。

この次は、絨毛膜下血腫の大きさについて詳しく紹介します。

絨毛膜下血腫の大きさ

絨毛膜下血腫の大きさ

絨毛膜下血腫の大きさはエコーで計測すると約1~7cmぐらいで観察されます。

大きいものは8cmを超えるものがあり、胎嚢(たいのう)よりも大きいときがあります。この場合は即入院・経過観察となる場合があります。

入院後は安静を指示され、トイレ以外はベッドで横になって過ごします。産院によっては自宅安静となることも。

病院と同じでトイレ以外では横になって安静にしておくのが大事です。家族や両親に協力してもらってしっかりと安静にしておきましょう。

血腫のほとんどは子宮に吸収されるか自然消滅していくようです。血腫が大きくなるときや出血が続く場合には管理入院の措置が取られることがあります。

治療法は?

絨毛膜下血腫の治療は安静にすること。張り止めなどの点滴を打つ以外には特別な処置はないです。とにかく動かずに吸収されるのを待つ以外にありません。

産院によっては薬なしで安静も必要ないと言われることもあります。病院によって治療方針があるので納得がいくまで医師と話し合ってください。

絨毛膜下血腫が大きくなり過ぎると出血と一緒に赤ちゃんを押し出してしまう可能性もあります。しっかりと安静にしておくことが大切です。

20週を超えても続く場合は、新生児ICU(NICU)を持った施設で入院になることがあります。

一般的には22週から生まれてくる赤ちゃんは早産となりますが、早産の場合にもNICUなら、適切な処置を受けられます。

ここまで書いていると絨毛膜下血腫は怖い病気ですが、ほとんどは通常の妊婦さんと同じで出産できることが多いのです。

不安はストレスとなって赤ちゃんに影響しますから、ポジティブな気持ちで治療を受けましょう。

妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!

妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!

妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。

それは、この時期に葉酸が不足すると、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなることが分かっています。

葉酸は、普段の食事でも摂取できますが・・・
妊娠初期は葉酸摂取が大事

葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように気を付けてください。

詳しくは、下記ページで説明してます。読んでみてください。

妊娠初期に絶対必要な葉酸
妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。

葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。

失敗しない!葉酸サプリの選び方
失敗しない!葉酸サプリの選び方

妊娠初期の症状や兆候については下記のページでまとめています。参考にしてください。

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初期妊娠症状

妊娠初期(12週未満)の出血については下記のページで詳しく説明しています。

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妊娠初期の出血

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妊娠初期の注意点や気を付けることをまとめています。下記のページを読んでみてください。

妊娠初期の注意点

妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。

妊娠初期の出血?鮮血やピンク色のおりもの、生理みたいな量が出る?

妊娠初期の出血

妊娠初期の出血が鮮血、茶色やピンクのおりものになる原因

妊娠初期の出血は、出産した妊婦さんの約2割が経験したことがあると言われています。少量の出血から生理みたいな量を超える出血量の時もあり注意が必要です。

流産を経験した人に聞くと、レバーのような血塊、黒い血や塊が出たり、卵の白身のような半透明状のものが出たりしたとの経験談があります。

このような出血を感じたら、すぐに病院に連絡して指示を仰いでください。

妊娠初期の出血の対処方法

妊娠初期の出血の対処方法

妊娠初期に出血が起きた場合の対処法をチャートにしました。これに沿って対処するようにしてください。

妊娠初期に出血したときの対処法のチャート図

※「学研 はじめての妊娠・出産」を参考にチャート図を作成。

具体的な対処法と産婦人科での対応を紹介します。

妊娠中に出血に気が付いたら?

妊娠中に出血

妊娠中に出血に気がついたら、以下のことを確認してから、慌てずに病院に連絡してください。

いつ頃から出血しているのか?
今朝起きたとき、夜中に、トイレに行ったときなど。

妊娠週数
今何週目なのか?

痛みはあるのか?
腹部に軽い痛み、チクチクした下腹部痛、生理痛のような鈍痛など。

お腹の張りはあるのか?
どのぐらい張っているのか?

どの位の量が出ているのか?
下着に付くぐらいの量、ナプキンで確認できるぐらい、生理の時のような量、大量に出血など。

血の色は?
茶色、ピンクのような半透明の色、真っ赤な鮮血など。

出血の量と色、痛みがあるのかどうかをしっかりと伝えてください。真っ赤な鮮血は流産している可能性もありますで、救急病院に掛かったほうがいいかもしれません。

受診するときはナプキンを当てていきましょう。

妊娠初期の場合は、着床時出血といって受精した卵子が子宮内膜に根を張るときに起こる出血が出るときがあります。通常、安静にしていれば治まることが多い出血です。

しかし、流産の兆候としてみられるものもあります。一般的におりものが茶色になったり、鮮血の出血量が多いときに流産が疑われます。

出血を確認したら、すぐに病院へ連絡して指示を受けてください。

関連記事:
妊娠症状で出血は着床出血?

妊娠初期の出血が鮮血、茶色やピンクのおりものになる原因

妊娠初期の出血が鮮血、茶色やピンクのおりものになる原因

出血といっても、鮮血や茶色、赤黒い、ピンク色、薄いピンクが混じった白など様々な色に変化することがあります。

鮮血は、出血後すぐの状態、茶色は少し古い血液の色です。赤黒い出血は、新しい出血と古い出血が混じっている状態です。

ピンク色のおりものや薄いピンクがかった白い色をしたおりものは、おりものに血液が混ざって出ているものです。赤色系の色が付いているということは、どこかで出血が起こっていると考えていいでしょう。

関連記事:
妊娠初期の出血が鮮血

出血が少量?生理みたいな量?

出血が少量?生理みたいな量?

出血の量にも気を付けるようにしましょう。ごく少量の出血でもダラダラ続くときは原因を調べるようにしてください。

生理みたいな量のときは、切迫流産や流産のリスクが高くなります。すぐに産婦人科へ連絡するようにしましょう。

ここで大切なことは、出血の色や量で原因を判断することはできないということです。少量の出血であっても流産のリスクがあります。量が少ないからと言って放置しないようにしましょう。

関連記事:
切迫流産

出血が安静で止まると心配ない?

出血が安静で止まる

妊娠中の出血は、少量で止まることもあります。腹痛も安静にしていれば治まることもあります。しかし、出血と痛みがあったということは、何かしら出血と痛みの原因があったことになります。

安静にして出血や腹痛が止まったとしても、念のため産婦人科へ連絡するようにしましょう。

妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!

妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!

妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。

それは、重要な栄養素である葉酸が不足すると、無脳症や二分脊椎などの先天性異常のリスクが高くなることということです。

このことは、世界的な疫学的調査で判明したもので、日本でも2002年より、厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。

葉酸は日頃の食事でも摂取できますが・・・
妊活初期は葉酸を摂取

葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。

詳しくは下記ページで説明しています。読んでみてください。

妊娠初期に絶対必要な葉酸
妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。

葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。

失敗しない!葉酸サプリの選び方
失敗しない!葉酸サプリの選び方

流産の出血量

流産の出血量

先輩ママの体験談によると、流産の出血量は、生理2日目ぐらいか多量の出血があったということでした。

妊娠初期の出血量が多い場合は、流産の可能性があります。ですが、少量でも安心というわけではありません。

妊娠初期の出血が少量でも注意!

流産を経験したママの体験談では、はじめは茶オリのようなごく少量の出血から始まっており、出血が少量だからといって安心できません。

出血の色も茶色からピンク色、鮮血まで様々です。ピンク色は少量の血液がおりものに混じった色です。おりものに血が混じっているということは、どこかで出血しているということです。

少量の出血が続くこともあり、量の多少にかかわらず、出血を確認したらすぐに病院へ連絡して指示を仰ぐようにしてください。

妊娠初期の出血で鮮血が大量に

妊娠初期の出血で、鮮血が大量に出たときは、流産の可能性を否定できません。

一般的に、初期の出血は少量で治まることが多いです。鮮血が大量に出たとなると、切迫流産や流産の可能性があります。

腹痛が同時に起こっていると流産のリスクが高くなります。出血だけの場合でも、必ず病院へ連絡して指示を仰ぐようにしてください。

受診するときは、出血が続くかもしれないので、ナプキンを当てていきましょう。

妊娠初期の出血の種類

妊娠初期の出血の種類

妊娠初期の出血には、大きく分けて病気が原因で出血を起こしているものとトラブルが原因で出血を起こしているものがあります。

■病気が原因で出血

・絨毛膜下血腫
・子宮膣部びらん
・子宮頸管ポリープ

このような病気が原因で妊娠初期に出血を起こすことがあります。各出血の詳細は後で紹介します。

これとは別に、病気ではないのですが、月経様出血といって着床するときに少量の出血を起こすことがあります。

■月経様出血とは?

月経様出血とは、一般的に着床出血(着床時出血)と呼ばれているものです。

この出血は、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こるもので、受精卵が子宮内膜を侵食しながら着床するため出血が起こることがあります。

すべての妊婦さんに起こるものではなく、100人に2人ぐらいの確率だと言われています。

着床出血は、ちょうど生理予定日付近で起こることもあり、通常の生理だと勘違いして妊娠に気が付かない人もいます。

出血の量は、ごく少量で2.3日ぐらいで治まってきます。1週間以上ダラダラと出血があるときは、他の婦人科疾患も考えられるので早めに産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。

関連記事:
生理予定日に着床出血@妊娠超初期での色や量、時期や確率は?

■トラブルが原因で出血

・胞状奇胎
・異所性妊娠(子宮外妊娠)

このような妊娠に関するトラブルが原因で出血を起こすことがあります。

胞状奇胎
胎盤の組織である絨毛が異常増殖する疾患です。絨毛組織が子宮内に充満して赤ちゃんが吸収されてしまいます。

胞状奇胎の特徴として、強いつわりの症状などがありますが、自覚症状はほとんどありません。

最近では、超音波検査で早期に発見できるので早めの治療が行えるようになっています。

胞状奇胎の治療
子宮内掻爬を行って絨毛組織を完全に取り除きます。その後予後を観察するために通院します。

胞状奇胎の画像
胞状奇胎のエコー検査(超音波写真)の画像です。
胞状奇胎の画像

胞状奇胎の画像2

日産婦誌59巻9号 子宮腫瘍のエコー診断日産婦誌53巻7号 妊娠初期の超音波診断より引用

関連記事:
胞状奇胎はいつごろ分かる?hCGの基準値や数値は?

異所性妊娠(子宮外妊娠)
子宮以外の場所に受精卵が着床してしまう疾患です。そのほとんどは卵管に着床します。

異所性妊娠を放置しておくと、受精卵が卵管内で成長してしまうため卵管が破裂する危険性があります。破裂すると大量出血になり緊急手術を受けることもあります。

手術になった場合は、卵管を切除する場合と温存する場合があります。卵管を切除する場合でも、片方の卵管があれば、その後の自然妊娠が可能となります。

体外受精などを行ったときでも異所性妊娠になってしまうこともあります。この例では、子宮内と子宮外に同時妊娠することもあり慎重な対応が求められています。

妊娠初期の出血は、心配のないものが多くある一方で、切迫流産や流産の兆候であることがあります。特に腹痛を伴ったり、断続的に強い痛みがある場合は、すぐに産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしてください。

異所性妊娠の画像
子宮外妊娠のエコー写真です。

子宮外妊娠のエコー写真

日産婦誌59巻1号 子宮外妊娠(卵管妊娠)より引用

関連記事:
子宮外妊娠とは?

妊娠初期の出血と腹痛に注意!

妊娠初期の出血と腹痛に注意!

妊娠初期に出血と腹痛があるときは注意が必要です。

強い痛みを感じたり、周期的に腹痛が起こる、安静にしても痛みが治まらない状態で出血があるときは切迫流産や流産している可能性があります。

すぐに産婦人科へ連絡して、どうすればいいのか指示を受けるようにしてください。

また、つわりが急になくなるなどの症状の場合は、痛みなしでも稽留流産の可能性があります。こちらも同様に産婦人科へ連絡して指示を受けるようにしましょう。

妊娠初期は何かとトラブルも多い時期です。もしもの時のことを考えて、間違いでもいいので産婦人科へ連絡するように心がけましょう。

妊娠初期の出血が鮮血、でも腹痛なし

腹痛なしなのに、鮮血の出血があるときがあります。鮮血ということは、新しい出血になります。

オリモノに血が混じってピンク色になることもありますが、鮮血を確認したら、すぐに病院へ連絡して指示を受けてください。

流産の場合は、ごく少量の鮮血か茶色のオリモノから始まることもあります。そのあと鮮血が大量に出たり血の塊が出てきたりすることもあります。

妊娠の初期には、出血に関連するトラブルも多いです。間違いでもいいので、産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしましょう。

妊娠出血の原因

妊娠出血の原因

妊娠中に出血が起こる原因として

・絨毛膜下血腫
・着床出血(月経様出血)
・子宮膣部びらん
・子宮頸管ポリープ
・絨毛膜羊膜炎
・早期流産
・切迫流産
・異所性妊娠(子宮外妊娠)

このような病気から妊娠中に出血を起こすことがあります。

■絨毛膜下血腫

何らかの原因で羊水を包んでいる絨毛膜の外側に血液が貯まってしまう状態のことをいいます。切迫流産の一つと考えられていて、妊娠の経過が順調なら特別な治療や投薬は行いません。

出血や痛み、お腹の張りを感じたら病院を受診してください。診察後に安静を指示されることがあります。

この血腫については絨毛膜下血腫で詳しく書いていますのでそちらも参考にしてください。

■着床出血(月経様出血)

着床出血とは、受精卵が子宮内膜に張り付くときに起こる出血のことです。子宮内膜に張り付くときに血管を出して周りの組織を破壊しながらくっつくため出血が起こると考えられています。

着床出血が起こる確率は妊婦全体の1~2%ぐらいと推測されています。通常2・3日ぐらい生理より少ないぐらいの出血が続きますが一週間ぐらい続く時もあります。通常おりものに色は茶色か薄いピンクの色が付いていることが多いようです。

詳しくは生理予定日に着床出血@妊娠超初期での色や量、時期や確率は?で述べていますので参考にしてください。

■子宮膣部びらん

子宮膣部びらんとは、膣の奥深く子宮の入り口(子宮口)付近が赤くなっている状態のことをいいます。妊娠初期に限らず不正出血の原因ともなっています。

症状としては少量の出血や性交痛などがありますが、無症状の人も多くいます。びらんと言うのは、炎症などによって真皮が剥がれている状態のことを言いますが、子宮膣部びらんについては必ずしも炎症を起こしているわけではありません。

詳しくは子宮膣部びらんで書いていますので読んでみてください。

■子宮頸管ポリープ

子宮頸管ポリープは、子宮頸部にできる良性の腫瘍です。子宮粘膜が炎症などの刺激によって増殖してポリープを作ります。長く伸びたポリープが子宮頸部から出てくると子宮頸管ポリープと呼ばれます。ポリープが頸管より飛び出ているため早産の原因になることもあります。ポリープから出血することもあり注意が必要です。早産の原因となると判断されたときは切除されることもあります。

子宮頸管ポリープで詳しく書いていますので参照してみてください。

■絨毛膜羊膜炎

絨毛膜羊膜炎(chorioamnionitis:CAM)は、膣から細菌が入り込み絨毛膜や羊膜が炎症を起こす病気で早産や前期破水の原因となっています。原因菌はクラミジアや淋菌、GBSなど様々です。

症状が進むと発熱やお腹を押ししたときに痛み(圧痛)を感じることがありますが、ほとんどが無症状です。子宮頸管や膣に炎症が見られる場合は治療が必要となります。

詳しくは絨毛膜羊膜炎を参照してください。

■早期流産

早期流産とは、妊娠12週より前に赤ちゃんが亡くなることを言います。流産は妊娠初期に起こることが多く流産全体の80%が早期流産であると言われています。

流産の原因のほとんどは、赤ちゃんの染色体や遺伝子に問題があり、妊娠初期の激しい運動や仕事などが原因で流産となることはほぼありません。

早期流産で詳しく説明してますので参考にしてください。

■切迫流産

切迫流産とは、妊娠週数22週未満で出血や下腹部の痛みがあり流産のリスクが高まってくることをいいます。

切迫流産は妊娠が継続されるケースも多くあり、治療法としては安静に過ごすことが指示されます。胎動が確認されるなど、妊娠の経過が順調なら痛みや出血が治まるまで安静にしておくのが大事です。

切迫流産は早期流産となる場合があり注意が必要です。

詳しくは切迫流産で説明していますので読んでみてください。

■異所性妊娠(子宮外妊娠)

異所性妊娠とは、以前は子宮外妊娠と呼ばれていた疾患で、そのままにしておくと自分自身に重大な影響を及ぼすこともある病気です。

早めに発見・治療が必要な病気なので、妊娠初期症状が出て妊娠が判明したら、すぐに産婦人科を受診して正常な妊娠の確定診断を受ける必要があります。

異所性妊娠が発生する確率は、妊婦さん全体の1~2%と言われています。発生する部位は、卵管が最も多く卵管膨大部が全体の90%を占めます。

詳しくは異所性妊娠(子宮外妊娠)で解説しています。

この他にも

・性交渉や内診
・胞状奇胎
・子宮頸がん

などで出血を起こすことがあります。

関連記事:
胞状奇胎はいつごろ分かる?hCGの基準値や数値は?

妊娠超初期の出血

妊娠超初期の出血

妊娠超初期といわれる妊娠3週ごろまでの間に出血を起こすことがあります。この出血で多いのが、着床出血です。

着床出血とは、精子と卵子が受精した受精卵が、子宮内膜に着症したときに起こる出血のことです。学会誌などでは、月経様出血と表現されています。

受精卵が子宮内膜に着床するときに、子宮内膜に潜り込むようになります。このときに血のたまりができて出血を起こすことがあります。

出血量としては、ごく少量でティッシュに付くぐらいの量が多いようです。出血する時期が、生理予定日ぐらいになるので、普段の生理と勘違いして妊娠に気が付かないママもいるようですね。

自分で妊娠を確かめるには、生理予定日または予定日1週間後に妊娠検査薬を使う方法が一番確実です。妊娠に心当たりがあるなら、妊娠検査薬を使って確かめてみましょう。

詳しくは、着床出血で説明しています。読んでみてください。

妊娠初期出血の疑問

妊娠初期出血

Q&Aサイトでは出血しても大丈夫って言ってるけど?
妊娠初期出血などで検索するとQ&Aサイトの回答が出てきて、その中で出血していても大丈夫だったと回答されていることが多く寄せられています。

しかし、大丈夫だった人と答えた人が多いだけで流産してしまった人も多くいることを認識することが大事です。

出血に気がついて受診、切迫流産と診断されて即入院となる人もいるので、自己判断はせずに必ず病院に連絡をして指示を受けてください。

病院に連絡したら明日来てって言われたんだけど?
病院に連絡したら明日来て、または自宅で安静にと言う指示が出ることがあります。これは、妊娠初期に起こる出血は原因不明のことも多く安静にしていることで治まってくることが多いためです。

病院側の説明が不足しているのが原因ですが、不安になってしまいますよね。そんなときは直接病院を受診してみるのもいいと思います。受診に来た人を断る病院はないので、医師から直接出血の原因を聞くことができて安心できます。

診察で心拍を確認できれば心配ありません。

特に真っ赤な鮮血が出ているときは急いで受診したほうがいいでしょう。

妊娠初期の出血は着床出血かも

妊娠初期の出血は着床出血かも

この他の妊娠初期に出血がある原因として、着床出血(着床時出血)があります。着床出血は、生理予定日かその数日前にごく少量の出血が2.3日続く症状があります。

出血が起こる原因として、卵子と精子が受精した受精卵が子宮内膜に着床するときに、子宮内膜を取り込みながら着床します。

このときに、血液が内膜を伝って膣内降りて出血します。

着床出血の確率は約2%で、だれにでもある症状ではありません。この時期の出血でも不正出血の可能性があるので、早めに産婦人科を受診して原因を調べるようにしましょう。

詳しくは、生理予定日に着床出血@妊娠超初期での色や量、時期や確率は?で説明しています.

着床出血の体験談

ちよみんさんの体験談

ちよみんさんの妊娠初期の出血体験談

1. 現在の年齢を教えてください。

●30歳

2. 現在、何人のお子様がいらっしゃいますか?

●2人

3. 何人目のお子様の際、着床出血がありましたか?

●2人目

4. 着床出血は何日間続きましたか?

●3日間

5. 着床出血の色、量について教えてください。

最初は少量の出血で生理と同様に鮮血でした。

6. 着床出血が起こったときのエピソードを教えてください。

妊活中で最初は着床せずに生理が来たのだと思っていました。

しかし、3日目で茶色のおりものに変わってしまい、あまりにも早く生理が終わったためおかしいなと思っていたら、次の生理予定日になっても生理が来ず、妊娠検査薬で検査してみると陽性反応が出ていました。

7. 着床出血が起こった後、どのように対応をされましたか?

生理だと思っていたので、特に何もせず。

8. 妊娠検査薬の結果はどうでしたか?

●陽性

9. 同じ症状で悩んでいる女性へのアドバイスをお願いします。

妊活中の方で、なかなか妊娠できず生理がくるたびにがっくりする方が結構多いと聞くので、もしいつもより生理が早く終わったなと感じたら、妊娠検査薬で検査することをおすすめします。

M.Tさんの体験談

M.Tさんの着床出血の体験談

1. 現在の年齢を教えてください。

●30歳

2. 現在、何人のお子様がいらっしゃいますか?

●1人

3. 何人目のお子様の際、着床出血がありましたか?

●1人目

4. 着床出血は何日間続きましたか?

●4日間

5. 着床出血の色、量について教えてください。

赤→茶色で、量はおりものシートに少しつく程度です。

6. 着床出血が起こったときのエピソードを教えてください。

妊娠を希望していたとき、そろそろ生理予定日だなという日に出血が起こりました。

その数か月前頃から普通に生理が始まる前日に少量の赤い出血があることが多かったので、そのときも生理が始まったものだと思っていましたが、翌日以降も出血の量が増えず、4日間ほどで出なくなりました。

7. 着床出血が起こった後、どのように対応をされましたか?
そのうち普通通りの生理になるだろうと予想して待っていましたが、出血が止まってしまったため、出血が起こり始めた日からちょうど一週間後に妊娠検査薬を試しました。

8. 妊娠検査薬の結果はどうでしたか?

●陽性

9. 同じ症状で悩んでいる女性へのアドバイスをお願いします。

妊娠を希望している段階での着床出血らしき出血には、期待と不安の入り混じった気持ちになるかと思います。

ネットでは妊娠初期の段階で出血があることはあまりよくないと書いてあったりもしますが、私の場合は順調に妊娠を継続できました。

出血があったからダメだと落ち込まず、ストレスをためないようにゆったりと過ごしてくださいね。

たけちゃんさんの体験談

たけちゃんさんの着床出血の体験談

1. 現在の年齢を教えてください。

●30歳

2. 現在、何人のお子様がいらっしゃいますか?

●2人

3. 何人目のお子様の際、着床出血がありましたか?

●2人目

4. 着床出血は何日間続きましたか?

●2日間

5. 着床出血の色、量について教えてください。

生理の終わりかけのような茶色で、量は少な目でした。

6. 着床出血が起こったときのエピソードを教えてください。

何となくお腹が痛くて、トイレに行くと下着に茶色い出血がついていました。生理予定日には早いかなと思ったので、不正出血ではないかと心配になりました。

7. 着床出血が起こった後、どのように対応をされましたか?

生理ではない出血についてインターネットで調べました。すると不正出血の他に着床出血というものがあると知り、妊娠を希望していたので妊娠検査薬で試してみることにしました。

出血は2日間だけだったので、それが終わってから検査薬を使いました。

8. 妊娠検査薬の結果はどうでしたか?

●陽性

9. 同じ症状で悩んでいる女性へのアドバイスをお願いします。

生理予定日以外に出血があると驚いてしまうと思いますが、すべての出血が病気に繋がるわけではないということを知り、落ち着いて行動して下さい。

妊娠検査薬は薄くてもわりと早い段階から反応するので、着床出血が落ち着いたら試してみることをお勧めします。

今月の早妊娠初期の出血のコラム

今月の早妊娠初期の出血のコラム

■妊娠初期の出血と腹痛

妊娠初期の出血と腹痛

妊娠初期の出血と同時に腹痛(下腹部痛)が伴う場合があります。一過性の痛みや断続的に痛みが発生する、強い痛みが持続するなど様々な症状が出ることがあります。

妊娠初期の腹痛は、痛いほうを横にして安静にしておくと治まることがあります。このような場合は、靱帯の引きつりやけいれんが原因の痛みです。

注意しなければならないのが、断続的に腹痛がある、強い痛みが続くような場合です。このような痛みは、流産のサインであることがあります。出血が鮮血ならリスクも高まります。

痛みと出血があるときは、流産の一歩手前の切迫流産または流産しているサインである可能性があります。産婦人科へ連絡して指示を仰ぐようにしてください。

現在の医学では、一度進行した流産を止める治療法はありません。あとは自然に任せるため安静指示が出ることが多いです。

妊娠初期の出血は大丈夫な場合も多いですが、切迫流産や流産のサインでもあることを忘れないようにしましょう。

■妊娠初期の出血と病院受診

妊娠初期の出血と病院

妊娠初期に出血があると、不安になりますよね。鮮血での出血でなくても、おりものが茶色になったりピンクになっても同じです。妊娠初期の出血はよくあることと言われますが、どうすればいいのか悩みます。

産婦人科を受診する目安として、出血に気が付いたときにはすぐに産婦人科へ連絡したほうがいいでしょう。

ネットで検索すると、大丈夫と書いていることも多くありますが、その一方で流産など重大な影響があった人も多くいることを忘れないようにしてください。

出血の状態が鮮血、おりものが茶色あるいはピンクなど出血を感じたら、すぐに産婦人科へ連絡しましょう。

産婦人科へ連絡しても・・・
急いで産婦人科へ連絡しても、「明日来てください」と言われることがあります。出血の量が多量、大きな腹痛があるとき以外はこのように言われるかもしれません。

これは冷たい対応と思われがちですが、明日受診することには理由があります。

なぜ、今すぐじゃないの?
妊娠初期の出血で、すぐに受診を勧められない理由は

・急いで受診よりも安静が優先
・今のところ流産は止められない
・休日や時間外診療の費用が高い

このような理由で、翌日の受診を勧められることが多いようです。

産婦人科への距離が遠ければ、それだけ体に負担が掛かります。出血したときは安静が優先されて、明日の受診を勧められることがあります。

また、現在のところ、流産の進行を止める治療はありません。不安ですが、安静にして様子を見るしかありません。

だからといって、出血を自己判断して産婦人科へ連絡しないのはダメです。必ず産婦人科から指示をもらって、どうしたらよいか相談するようにしましょう。

■妊娠初期の出血と着床出血

妊娠初期の出血と着床出血

妊娠初期の出血の中に着床出血があります。普段は生理以外に不正出血もなく過ごしていて、ちょうど生理予定日の数日前に出血があって、もしかして妊娠?と思った人もいると思います。

着床出血は、生理予定日付近で起こることが多いので、生理と勘違いしてそのまま過ごしてしまう人もいるようです。着床出血が起こる割合は100人に2人ぐらいの割合なので、そんなに多くない印象です。

着床出血は、その名の通り受精卵が着床したときに起こる出血のことで、ごく少量の出血が2・3日続くことがあります。

妊娠初期の出血の原因は、着床出血以外にも絨毛膜下血腫、早期流産、切迫流産などがあります。自分では、どれが原因か分からないので、出血をみたら産婦人科を受診することが大切です。

多くの人は出血よりも生理が遅れていることに気が付いて妊娠に気が付くことが多いです。妊娠初期の症状として、頭痛や微熱、咳や喉の痛みなど風邪に似た症状が出ることがあります。

風邪かな?と思っていたら妊娠していたという人も多いようです。

妊娠検査が陽性で妊娠を確認する人も多いと思いますが、初期には注意したい点がいくつかあります。

妊娠初期の注意点
・激しい運動はせずにゆったり過ごす。
・食べ物は自宅で調理。
・葉酸を摂取する。
・出血と腹痛があれば産婦人科へ連絡。

このような注意点があります。

激しい運動はせずにゆったり過ごす。
妊娠が分かったあとは、激しい運動はせずにゆったり過ごすようにします。

特にアスリート並みの運動をしている人は、しばらくお休みするようにしましょう。

妊娠初期と言えば、つわりも始まる時期です。運動中に気分が悪くなったり、出血や腹痛を起こすリスクもあります。

妊娠初期は、体調が急激に変化しやすいので、すぐに産婦人科へ連絡できるように過ごすことが大切です。

特にバレーボールやバスケットボールなど、自分の意思で抜けられない運動は控えるほうがいいでしょう。

食べ物は自宅で調理。
外食やレトルト、コンビニ弁当では栄養のバランスが偏ってしまいます。なるべく自宅で調理して、栄養バランスを考えた食事を摂るようにしましょう。

マグロや金目鯛、うなぎやレバー、ひじきなどは、赤ちゃんに影響する恐れのある成分が入っています。妊娠中に食べないように注意してください。

葉酸を摂取する。
妊娠初期に葉酸を摂ることで、先天性異常のリスクを軽減することが分かっています。葉酸を積極的に摂取しましょう。

出血と腹痛があれば産婦人科へ連絡。
妊娠初期に出血や腹痛が断続的に続いたり、治まらないときは産婦人科へ連絡して指示を仰いでください。

靱帯の引きつりやホルモンの作用で痛みが出ることもありますが、切迫流産や早期流産の可能性があります。まずは産婦人科へ連絡しましょう。

【関連記事】
妊娠初期の注意点や気を付けることをまとめています。下記のページを読んでみてください。

妊娠初期の注意点

妊娠初期の症状や兆候については初期妊娠症状でまとめています。参考にしてください。

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妊娠初期の出血が鮮血

妊娠初期の出血が鮮血

切迫流産や早期流産

妊娠初期の出血が鮮血のときは、急いで産婦人科へ連絡して指示を仰いでください。鮮血であるときは、何らかの重大な結果になるサインかもしれません。

特に、大量の鮮血の出血があり腹痛もある場合には、流産している可能性もあるので急いで病院に連絡して指示を仰ぎましょう。

妊娠初期の出血が鮮血になる原因

妊娠初期の出血が鮮血になる原因
妊娠初期の出血が鮮血になる原因は、切迫流産、流産、頸管ポリープ、膣びらん、切迫流産や早期流産などが考えられますが、この中でも一番心配なのが切迫流産や早期流産です。

妊娠初期で出血量が多い場合は、流産の可能性があります。鮮血の出血や塊が出る、痛みや出血が続くなどの症状がみられた場合には、すぐに産婦人科へ連絡して指示を仰いでください。

切迫流産や早期流産で気をつけたい時期は妊娠4~11週です。どちらも早めの対処が必要なので、鮮血を確認したらすぐに産婦人科へ連絡して指示を受けるようにしてください。

出血を確認して、産婦人科を受診するとそのまま入院になるケースもあります。切迫流産や流産の場合は、安静にすることが第一です。医師の指示通りに安静にして様子を見るようにしましょう。

関連記事:
妊娠初期の流産
切迫流産

次は流産以外の出血の原因や出血と並んで多いおりものが茶色になる原因について詳しく紹介します。

流産以外の出血の原因

流産以外の出血の原因

流産以外で出血を起こす原因として

・子宮と胎盤のズレ
・子宮頸管ポリープ
・膣部びらん

このような原因が考えられます。

子宮と胎盤のズレ
子宮の成長と胎盤の成長にズレが生じて胎盤の端が少し剥がれることによって出血を起こします。多くの場合は、そのまま妊娠を継続できることが多いようです。

必ず医師の診断を受けて指示通りに生活を送るようにしましょう。

子宮頸管ポリープ
子宮の入り口である頸管のところにポリープができて、そこから出血することがあります。妊娠中は、膣内がうっ血していて出血しやすい状態になっています。

内診や仲良しなどの刺激で出血を起こすことがあります。ポリープのできる位置によっては、妊娠へ影響があることがあり手術になることがあります。

膣部びらん
妊娠すると、内部がうっ血状態になって擦り傷や刺激に弱い状態になっています。少しの刺激でも出血を起こしやすくなります。

また、ホルモンバランスの変化により、膣内の自浄作用が低下して感染症にかかりやすくなっています。感染症になって炎症を起こして出血することもあります。

局部を清潔にしなければと、必要以上に洗ってしまうのは逆効果で自浄作用を低下させてしまう原因になります。気をつけましょう。

妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!

妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!

妊娠初期のママに知ってほしいことがあります。

それは、妊娠初期に大事な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるということです。

このことは、世界的な疫学的調査で判明したことで、日本でも2002年より厚生労働省が妊娠初期の女性に対して葉酸を積極的に摂取するように通知を出しています。

葉酸は、日頃の食事でも摂取できますが・・・
妊娠初期は葉酸を摂取が大事

葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように注意してください。

詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。

妊娠初期に絶対必要な葉酸
妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。

葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。

失敗しない!葉酸サプリの選び方
失敗しない!葉酸サプリの選び方

妊娠初期は茶色のおりものも

妊娠初期は茶色のおりもの

妊娠初期は、出血以外にもおりものに変化があって茶色やピンク色、黄色や緑色になることがあります。茶色やピンクは、出血と同じで血液が混じった色です。

妊娠初期におりものが茶色になることは珍しくないのですが、流産や切迫流産の兆候として出てくることがあります。多くは痛みや出血が伴いますが、稽留流産の場合は、症状がないことも多くあります。

普段と違っておかしいな?と思ったら、早めに産婦人科へ連絡してどうすればいいか相談してみるようにしましょう。

妊娠初期には不安が多くあると思います。ちょっとしたことでお腹の赤ちゃんに影響があったら?と思うこともしばしばです。

今回のように出血が鮮血の時も不安になります。出血しても無事出産を迎える人も多くいます。不安なときは、産婦人科に相談すると解消することもあります。

取り越し苦労のことも多いので、まずは産婦人科へ相談するようにしてみましょう。

この他、妊娠初期に気をつけることは妊娠初期に気をつけることで、妊娠初期の注意点は妊娠初期の注意点でまとめています。読んでみてください。

妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで紹介しています。

妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。

妊娠初期の出血はいつから?生理予定日の出血は着床出血?

妊娠初期の出血はいつから?

妊娠初期の出血は、いつごろから始まるのでしょうか?

妊活中のママや妊娠希望のママだったら、生理以外の出血で「もしかして妊娠?」と思うかもしれません。

そこで、妊娠初期の症状である出血がいつごろから起こるのか調べてみました。

出血はいつごろから始まる?

出血はいつごろから始まる?

妊娠初期で出血する症状の代表的なものとして着床出血(月経様出血)、膣びらん、絨毛膜下血腫、子宮頚管ポリープなどがあります。

■着床出血(月経様出血)

着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに、ごく少量の出血を起こすもので、2.3日続いたあとに治まるのが一般的な症状です。

着床出血が起こる時期は、生理予定日数日前から当日ぐらいの期間で出血があります。出血量は少ないのが多いようですが、中には生理ぐらいの量の出血があったという体験談もあります。

着床出血は妊娠の初期症状の一つですが、そのときに気が付かない妊婦さんも多くいて、妊娠検査薬が陽性になって産婦人科を受診して初めて妊娠に気が付いたというママも多いです。

■膣びらん

子宮の入口である膣がだたれて炎症を起こして出血する症状です。妊娠特有の症状ではなく、若い女性の不正出血の原因になっています。

妊婦健診や仲良しの刺激で出血することもあります。

腹痛やお腹の張りといった症状はなく、出血もごく少量であったりおりものに血が混じるぐらいであれば生理的なものなので心配ないと考えますが、自己判断は大変危険なので、必ず産婦人科に連絡して指示を仰ぐようにしてください。

■絨毛膜下血腫

切迫流産の症状で、絨毛膜の外側に血が溜まった状態になる症状です。出血と腹痛や痛みがある場合には、すぐに産婦人科に連絡して指示を受けてください。

出血が多い場合には、安静を指示されることもあります。

切迫流産と診断されても、経過が順調なら治療は行われません。

■子宮頚管ポリープ

子宮頚管に良性のポリープができて、そこから出血することもあります。

ポリープができる原因は、粘膜細胞が刺激によって増殖することでポリープになります。ポリープが炎症を起こして出血することがありますが、自覚症状がないことが多いです。

ポリープが炎症を起こすと、絨毛膜羊膜炎を引き起こす原因になることがあり、妊娠中でもポリープ切除の手術を行うことがあります。

また、ポリープが原因で感染症となり早産を引き起こすこともあります。

対処法として、ポリープを切除すればほぼ問題はないとされます。

この他にも、トラブルが原因で出血することがあります。

トラブルによる出血

妊娠初期のトラブルで出血する原因として

・胞状奇胎
・異所性妊娠(子宮外妊娠)
・子宮頸がん
・早期流産
・切迫早期流産

このようなことが原因で出血することがあります。

妊娠初期の出血は、出血量や色、鮮血やピンク色のおりものなどで判断はできません。ごく少量の出血なら大丈夫というわけではないので自己判断は危険です。

どんな出血でも、必ず産婦人科に連絡して指示を受けるようにしましょう。

妊娠初期の出血については妊娠初期の出血?鮮血やピンク色のおりもの、生理みたいな量が出る?で詳しく紹介しています。

妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。読んでみてください。

絨毛膜羊膜炎

絨毛膜羊膜炎とは

絨毛膜羊膜炎とは、赤ちゃんを包んでいる3層の膜(卵膜)のうち絨毛膜と羊膜が炎症を起こす病気です。炎症が拡大すると子宮収縮が起こり早産や前期破水の原因となっていることが知られています。

この病気は早産の原因の約20%から30%を占めると言われます。

特に生まれてくる赤ちゃんへの影響が重大で、早産により極低出生体重児となったり呼吸窮迫症候群が約3倍、周産期死亡率が約4倍に増加するのをはじめ脳性麻痺を発症する危険も高まります。

絨毛膜羊膜炎は妊娠中期に起こりやすい疾患ですが、感染は妊娠初期の段階で子宮に到達していると考えられています。

■検査方法
癌胎児性フィブロネクチンや頸管エラスターゼといった免疫の機能を調べる検査を行います。

絨毛膜羊膜炎の症状

絨毛膜羊膜炎の症状

症状としては帯下の増加やおりものの匂いの変化・悪臭、抑えると痛みが出る(圧痛)などがありますが、ほとんどが無症状です。症状がないため本人も気が付かず過ごしているときもあります。

臨床的絨毛膜羊膜炎の診断基準
母体発熱と頻脈
胎児頻脈:180bpm 以上
白血球増多:15,000/ μ l以上(左方移動の存在)
 CRP:2mg/ml以上あるいは+ 2 以上
羊水の膿性混濁,悪臭
治療抵抗性の子宮収縮
(佐藤ら,1994)

Lencki SG et al., 1994
1)母体の発熱(38.0 度以上)がある場合,以下のうち 1 項目以上あること
母体の頻脈(100bpm 以上)
子宮の圧痛
腟分泌物・羊水の悪臭
白血球増多(15,000/ μ l以上)
2)母体の発熱がない場合,上記の 4 項目すべてを満たすこと

絨毛膜羊膜炎の原因

絨毛膜羊膜炎の原因

絨毛膜羊膜炎の原因は膣内の自浄作用の低下と性交渉にあるとされます。自浄作用の低下により細菌性腟症が発症して炎症が絨毛膜や羊膜広がります。炎症を起こすとプロスタグランジンという子宮を収縮させ子宮口などを軟らかくする働きがあります。

子宮口が軟らかくなるとお産と同じようになり出産前のような状態となります。このことで前期破水や早産のリスクが高まってきます。

炎症を起こす原因として性交渉もあります。精液の中にはプロスタグランジン(子宮を収縮させる物質)やサイトカイン(こちらも同じような作用)好中球が卵膜をもろくする作用があり破水の原因となっています。

妊娠中に夫婦生活を行う場合には、必ず避妊しましょう。

参考:・堀院長のまめ知識コラム Vol.09【早産、破水の原因‥‥絨毛膜羊膜炎】 | 堀 産婦人科(港区 品川区 目黒区 大田区)
   ・絨毛膜羊膜炎・早産

妊娠前・妊娠初期に絶対必要な葉酸

妊娠初期に葉酸を摂取することで、先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。

日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。

詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。

妊娠初期に絶対必要な葉酸
妊娠初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。

葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。

失敗しない!葉酸サプリの選び方
失敗しない!葉酸サプリの選び方


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この他にも歯肉炎や喫煙も絨毛膜羊膜炎との関連が指摘されています。歯肉炎を持っていると持っていない人に比べて約7倍早産になるリスクが高まるとされています。また、喫煙も早産率を上げることが分かっています。

妊娠中でも歯肉炎などを治療するために歯の治療を行うことが多くなってきています。妊娠初期に歯の治療をしたい場合には応急処置にとどめ本格的な治療は妊娠中期に行うことが一般的です。妊娠後期は長時間の着座により早産のリスクも考えることが大切です。

喫煙は妊娠にとっていいことはなく、胎児への影響も心配されます。妊娠が分かった段階ですぐに禁煙した方がいいでしょう。禁煙しないと赤ちゃんに栄養を送る胎盤に血栓がつまり栄養が届かなくなり恐れがあります。出産後に胎盤に白い血栓が多く付いていることも。

出産後にも影響が考えられますので今すぐ禁煙してください。

絨毛膜羊膜炎の治療方法

絨毛膜羊膜炎の治療方法

一般的に膣の洗浄と抗生物質の内服治療が行われます。内服治療は一週間程度続けられます。そのまま放置しておくと早期流産になる可能性のありますので異変を感じたら必ず病院を受診するようにしてください。

妊娠初期の症状や兆候については初期妊娠症状でまとめています。参考にしてください。

妊娠初期(12週未満)の出血については妊娠初期の出血で詳しく説明しています。

妊娠では妊娠から出産までの疑問や対処法をたくさん紹介しています。

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