妊婦さんとタンパク質
妊婦さんにとって、タンパク質はとても大事な栄養素です。体の主成分であるタンパク質は、赤ちゃんの脳や筋肉などを作っている大切な栄養素です。
タンパク質には、植物性のタンパク質と動物性のタンパク質がありますが、どちらもバランスよく摂取することが大切です。
日頃の食事は、なるべく外食を避けて自宅で調理をするようにして栄養のバランスを考えた食事になるように献立を考えましょう。
妊婦さんに必要なタンパク質摂取量
農林水産省によると、妊婦さんに必要なタンパク質の摂取量は
・18~29歳妊婦の摂取量 初期 50 g/日 中期 55g/日 末期 75g/日
・30~49歳妊婦の摂取量 初期 50 g/日 中期 55g/日 末期 75g/日
年齢によって摂取量に変化はありませんが、妊娠している時期によって必要な摂取量が違ってきます。
それぞれの時期あった量を摂取するようにしましょう。
この次は、妊婦さんにおすすめの食材について詳しく紹介します。
妊婦さんにおすすめの食材
タンパク質が豊富に含まれているおすすめの食材として
・大豆、大豆製品
・牛乳、乳製品
・卵
・魚
・鶏肉、赤身の肉
このような食材に多くのタンパク質が含まれています。
豆腐、大豆、大豆製品
豆腐や納豆、薄揚げといった大豆製品には多くのタンパク質が含まれます。鉄分やカルシウムといった妊婦さんに必要な栄養素が豊富に含まれているので積極的に食べるようにしましょう。
お味噌も大豆製品ですが、塩分が多いものがあるので注意してください。
牛乳、乳製品
牛乳やヨーグルトには、カルシウムなども多く含んでいてタンパク質もしっかり補給できます。牛乳が苦手な人はヨーグルトでも補給することがあります。
牛乳は、食物アレルゲン(アレルギーの元)になっています。自分がアレルギーだったり家族にアレルギーを持っている人は、主治医と十分に相談してから飲むようにしましょう。
牛乳を飲み過ぎると良くないので、飲み過ぎないようにしましょう。
チーズはダメ
チーズには細菌が付いている可能性があります。妊娠中はチーズを食べないようにするほうが安心できます。
卵
卵は、機能性食品になっているぐらい栄養豊富な栄養素です。ですが、摂りすぎると良くないので注意してください。
こちらも食物アレルゲンなので、食べる前に産婦人科の主治医と十分に相談してから食べるようにしてください。
小魚
小魚はカルシウムも豊富でタンパク質も多く含まれています。じゃこなどを食事に取り入れてみてください。こちらもカルシウムを含んでいるので食べ過ぎに注意してください。
鶏肉、赤身の肉
お肉にも良質なたんぱく質が含まれています。カロリーの摂りすぎが気になるので、脂身の少ない鶏肉や赤身の肉などをメニューに加えてみましょう。
妊婦さんのタンパク質摂取は、和食をイメージすると摂取しやすいかもしれません。ある食材に偏ることなくローテーションを組んで食べると飽きずに食べることができます。
カロリーの摂りすぎに注意しながら、献立を考えてみましょう。
妊娠初期は、先天性異常のリスクに注意!
妊娠初期は、「私の赤ちゃん」がグングン成長する時期です。
この時期に、重要な栄養素である葉酸が不足してしまうと、「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなることが研究によって明らかになりました。
これは、世界的な疫学的調査で判明したもので、日本でも2002年より厚生労働省が妊娠初期の妊婦さんに葉酸をするように通知を出しています。
葉酸は、日頃の食事で摂取できますが・・・
葉酸は絶対に必要な栄養素なので、不足しないように十分に注意しましょう。
詳しくは下記ページで解説しているので読んでみてください。
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
この他、妊婦さんに必要な栄養素については妊婦さんに必要な栄養素で、妊婦さんが注意する点については妊婦の注意点で詳しく紹介しています。
妊娠したい人向けの話題は妊娠したいで説明しました。
妊娠では、妊娠したい人や妊娠初期の人に向けた情報がたくさんあります。参考にしてください。