妊娠の可能性がある症状

妊娠の可能性があるときに出る症状をまとめてみました。
妊娠初期の症状は必ず出るというわけではなく、出ない人もいれば複数出る人もいます。
感じ方は個人差があり様々なので、参考程度にみてください。
生理2.3日遅れで妊娠?5日遅れで?

多くの先輩ママが、生理の遅れに気が付いて妊娠が判明したと答えています。
生理周期が正常なママなら、生理が2.3日遅れている時点で、もしかして妊娠?と思ったようですね。
妊娠が判明する時期は、生理予定日より2日遅れ、つまり基礎体温の高温期が18日以上続くことで妊娠の可能性が高くなります。
21日以上生理5日遅れで妊娠していると考えていいでしょう。しかし、これは生理周期が正常で毎月決まった周期、例えば28日で生理が来る場合です。
生理不順や生理周期が長い人は生理が安定していないので、2.3日の遅れでは妊娠かどうかは分からないことも多くあります。
通常、生理周期が正常な人でも、2.3日のズレがあるので、妊娠の可能性があるなら、生理予定日から1週間後に妊娠検査薬で陽性になるか確かめてみましょう。
関連記事:
・生理周期、20日以内なら妊娠?40日なら過長月経。
妊娠の可能性がある症状

妊娠の可能性がある症状は、生理予定日より生理の遅れがあることです。
正常でも2・3日のズレはありますが、予定日が来ても生理が来ないときは妊娠している可能性があります。
生理不順でも妊娠する可能性があるので、一度妊娠検査薬を使って検査してみましょう。
もし、陽性になったらすぐに病院へ行って正常な妊娠かどうか確かめてください。子宮外妊娠やその他の異常妊娠のときは、重症化することもあるので気をつけましょう。
この他にも、妊娠の可能性がある症状が出てきます。全く出ない人もいます。あとから考えると妊娠の症状だったと気が付く人もいますよ。
主な妊娠の可能性がある症状
・頭痛が続く、頭がクラクラする、頭が重い。
・気分がふさぎ込んだり、常にイライラしている。
・咳や鼻水、喉の痛み・風邪のような症状。
・口に口内炎ができる。
・臭いに敏感になる。
・熱が出る、微熱が続く。

・胃がムカムカ・ゲップが出る。
・キリキリ胃が痛む。
・食欲不振・食べたくない。
・吐き気が続く。
・胸が張っている、胸が痛い。
・息切れ・動悸がする。
・みぞおちが痛い。

・全身がだるくて倦怠感がある。
・下痢になる。
・下腹部が痛い。
・生理痛に似た鈍痛がある。
・お腹がチクチク痛い。
・寝汗が出て眠れない。
・お腹にガスが溜まる。
・足がだるい、むくんでくる。
・股関節に痛み。
・腰痛やおしりの尾てい骨が痛い。

・肌荒れになる、手足がガサガサ。
・ニキビや吹き出物ができる。肌荒れ。

このように、色々な症状が出てくるようですね。
でも、生理前の症状とよく似ているので、妊娠したことに気が付かないママも多くいます。
この他の症状は、妊娠初期・超初期妊娠症状の兆候まとめ!発熱や喉の痛み、筋肉痛、股関節痛はあるの?で説明しています。

妊娠前から初期にかけて、先天性異常のリスクに注意!
妊娠を考えてるママや妊娠初期のママに、知ってほしいことがあります。
妊娠前から妊娠初期の時期に、葉酸が不足すると「無脳症」や「二分脊椎」など先天性異常のリスクが高くなるということです。
これは、世界的な疫学的調査から分かったことで、日本でも厚生労働省が葉酸を摂取するように通知を出しています。
葉酸は、普段の食事でも摂取できますが・・・

葉酸は絶対必要な栄養素なので、不足しないように摂取しましょう。
詳しくは、下記のページで特集を組んでいますので、読んでみてください。
●妊娠前・初期に絶対必要な葉酸

赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
●失敗しない!葉酸サプリの選び方

生理予定日ぐらいからおならが出る?

ちょうど生理予定日ぐらいから、おならが頻繁に出るママも多いようです。おならは、妊娠初期症状の一つなので妊娠の兆候としておならが出ると考えられます。
おならが出る原因は、妊娠による急激なホルモンバランスの変化で胃腸に影響が出ているためです。
おなら以外にも便秘や下痢になる妊婦さんも多く悩みの一つとなっています。
症状の感じ方は個人差があります。生理が来ないなら妊娠の可能性が高いので市販の妊娠検査薬を買って妊娠していないか確認してみてください。
生理が遅れている?こない?

生理が遅れている、こないときは、すぐに妊娠検査薬を使って妊娠しているか確かめてみましょう。
最近の妊娠検査薬は、生理予定日から使えるタイプもあります。「チェックワンファスト」という商品名で販売されています。
また、薬局で売られている検査薬は、生理予定日1週間後から使えるタイプが多いようです。どちらも検査日が重要なので、検査日を間違えずに検査しましょう。
もし陽性なら、すぐに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうかを診断してもらいます。
生理が来ない、腹痛がある?
生理が来ない、でも腹痛があるときは妊娠の初期症状かもしれません。妊娠の初期の症状で腹痛があります。
腹痛といっても、みぞおちや胃のあたりが痛む胃痛のようなものや下腹部痛、左右どちらかの下腹部痛、チクチク痛いなどの症状があります。
また、生理のような鈍痛を感じることもあるようです。
妊娠初期の腹痛は、子宮の成長によって起こることが多いのですが、腹痛と出血があった場合には切迫流産、流産の可能性があります。
妊娠初期の流産率は約15%で、約6人に1人の確率です。出血と強い腹痛、断続的に起こる腹痛のときは流産のリスクが高くなります。
すぐに病院に連絡して指示を仰ぐようにしてください。
生理きそうでこない?下腹部痛もある?
生理予定日ぐらいになって、生理きそうでこないときもあります。それに下腹部痛もあって生理前のような症状を感じることも。
腹痛や茶オリ(茶色のおりもの)、イライラ、腰痛、下痢など生理前に良くある症状が出ることもありますよね。
生理がきそうでこない症状は、妊娠の可能性があります。
予定日を過ぎて4.5日以上たっても生理がきてないなら、妊娠している可能性があります。妊娠検査薬で検査してみましょう。
健康な女性でも、生理が2.3日遅れることがあります。でも、4日以上となると妊娠している可能性があります。
妊娠は、基礎体温表を付けていると分かりやすいです。通常、基礎体温の高温期は、11~16日ぐらい持続しますが、これ以上高温期の体温が持続すると妊娠している可能性があります。
高温期が21日以上継続すると、妊娠している可能性が非常に高くなります。
妊娠検査薬は生理予定日から使える「チェックワンファスト」があるので、これを使って妊娠検査してみましょう。
妊娠以外の可能性となると、更年期障害が原因かもしれません。最近では、若い年齢でも起こる若年性更年期障害という病気があります。
参考:若年性更年期障害
20代や30代で生理がこないことになって無月経になることもあります。43歳以前で閉経することを「早発閉経」と呼びます。
若年性更年期障害の原因として、大きなストレスや無理なダイエット。不規則な生活習慣などが関連していると考えられています。
生理がこないと、ホルモンバランスが崩れて、顔もほてり、手足の冷えなどが症状として出てくることがあります。
若い年齢の無月経は、色々なトラブルの原因となるので、生理こないなら早めに病院へ行って原因を調べるようにしましょう。
関連記事:
・高温期と生理
生理の量が少ないと妊娠の可能性?

生理予定日になって1日目で生理の量が少ないことがあります。2日目でも血の量が少ないので不思議に思うこともありますよね。
生理のときの血液の量が少ないときは、妊娠の兆候である着床出血かもしれません。
着床出血とは、精子と卵子が受精してできた受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる出血です。学会では月経様出血と呼ばれるものです。
着床出血は、普通の生理より少ない出血が特徴で、2.3日という短い期間で治まります。出血するのが生理開始予定日ぐらいなので生理と勘違いして妊娠の発覚が遅れることも。
もし、生理の量が少ないなら、予定日当日から検査できる「チェックワンファスト」など早期妊娠検査薬で検査してみましょう。詳しくは、生理の量が少ないと妊娠の可能性?茶色や黒い血?で説明しています。
関連記事:
・生理予定日に着床出血@妊娠超初期での色や量、時期や確率は?
妊娠初期の体験談

先輩ママの妊娠初期の体験談を詳しく紹介します。
妊娠の兆候はどんな感じ?
みこちゃんさんの体験談

1. 現在の年齢を教えてください。
●39歳
2. 現在、何人のお子様がいらっしゃいますか?
●女の子が一人です。
3. 何人目のお子様の際、症状がありましたか?
●一人目の時
4. できるだけ詳しく症状を教えてください。
体温が高くなってるせいか、暑くて、汗をよくかきました。元々汗かきじゃないのに、背中に汗疹ができました。
それから、便秘にもなりました。初期に出血したときは、子宮がきゅ~と縮む感じがしたのと同時に、ベッドから落ちる感じがしました。
吐き気も、酷く、臭いもダメでしたが、公衆トイレが汚れてるのをみるだけでも吐いてしまいました。
5. その症状が出たときのエピソードを教えてください。
初期の出血の時は、もうダメかなぁと思いましたが、すぐに病院に電話をしたら、出血の量が流産までの量ではなさそうだから、安静にして病院に来てくださいと指示を頂き、病院に向かったことを覚えています。心拍が確認できたとき、ほっとしました。
6. 症状が起こったとき、どのような対応をされましたか?
汗疹は、なるべくシャワーの回数を増やしました。
出血した時は、500円玉ぐらいの出血でしたが、大事をとって入院しました。
便秘解消は、ヨーグルトを食べたりしました。決まった時間にトイレにいき、いつもより長めに座り、力まないようにしてなるべく少しでも出すようにしていました。
吐き気は、なかなか、治まらず、食べたいものだけをたべていました。吐いてしまっても、少しは残るだろうと、あまり気にせずにいましたが、痩せていくし気持ち悪いし、気分が落ち込むので、みかんだけは食べられたのでたくさんストックしていました。
7. 症状はどのぐらいの時期まで続きましたか?
吐き気は、20週くらいまで続きました。私は、まわりの人より長かったと思います。便秘は、出産するまで続きました。
汗かきは、暑い時期がすぎるまででした。出血は15週くらいまで、何度かありました。
8. 同じ症状で悩んでいる女性へのアドバイスをお願いします。
すべての症状は、お腹に赤ちゃんがいるからこそ、起こる症状であり、元気子宮にいてくれるからだと、前向きに考えました。
妊娠の症状がなしの人もいる?

妊娠の症状がないと、本当に妊娠しているのが不安になりますよね。
でも、案外多い割合で妊娠の症状が出ない人もいるようです。
妊娠の症状といえば、つわりの症状があります。
日本産科婦人科学会によると、
つわりは全妊婦の50~80%に発症するが,妊娠悪阻の頻度は全妊婦の0.1%前後といわれる
出典:妊娠悪阻にまつわる諸問題
このようなことが掲載されています。
つまり、妊婦さん全体の約2~5割のママが症状を感じていないことになります。こうやってみると、以外に多くの妊婦さんが妊娠初期症状を感じていないことになりますね。
症状がなくても、妊娠検査薬が陽性ならほぼ100%妊娠しています。病院を受診して正常な妊娠かどうか診断してもらいましょう。
関連記事:
・妊娠初期症状なし
症状がなくても検査薬が陽性なら妊娠

妊娠の初期症状を感じていなくても、妊娠検査薬が陽性になるなら、ほぼ100%妊娠していることになります。
妊娠検査薬は妊娠したときに初めて分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンを検出しています。hCGが検出されるということは、ほぼ100%妊娠しているということです。
陽性なら、病院へ行って正常妊娠かどうか診断してもらいましょう。
関連記事:
・陽性なのに妊娠初期症状がない?検査薬が陽性でも症状や兆候なし。
この次は、妊娠の可能性と妊娠検査薬について詳しく紹介します。まだまだ続きます。
妊娠前から初期にかけて葉酸を摂取することで、
先天性の異常である、「神経管閉鎖障害」のリスクを70%も低減できることが分かっています。
日頃から、十分な量の葉酸を摂取することが大切です。
詳しくは、下記ページで説明しています。読んでみてください。
●
妊娠前・初期に絶対必要な葉酸
赤ちゃんとママの明るい将来のためにも、今すぐ葉酸を摂取するようにしてくださいね。
葉酸サプリの選び方については、失敗しない!葉酸サプリの選び方で解説しています。こちらも併せて読んでみてみてください。
●失敗しない!葉酸サプリの選び方

妊娠の可能性と妊娠検査薬

妊娠の可能性があるなら、妊娠検査薬で妊娠していないか確認しましょう。
陽性となれば妊娠している可能性が非常に高いので、すぐに病院を受診して正常な妊娠かどうか確認してください。
■妊娠検査薬って?
妊娠検査薬は、妊娠すると出てくるホルモン(hCG:ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)を調べるものです。hCGは、着床してから生成されるので妊娠していないと検出されないホルモンです。
検査は簡単で、尿をかけて一定時間置いておくだけです。陽性の場合はくっきりした線が確認できます。陰性でも生理の遅れがあるときは3日後に再検査することが推奨されています。
妊娠検査薬は生理予定日の1週間後から使用できます。薬局にはチェックワン・ドゥーテストなどの商品名で販売されています。
関連記事:
・妊娠検査薬の精度は高い!陽性なら、ほぼ100%でもフライングはダメ!
妊娠検査薬が陽性なら、すぐに病院へ

妊娠が判明したら、すぐに産婦人科を受診して正常な妊娠かどうか確定診断を受けましょう。
妊娠検査薬は、妊娠の判定はできますが正常な妊娠かどうかまでは分かりません。もし、子宮外妊娠(異所性妊娠)や胞状奇胎など異常妊娠になっていると、ママや赤ちゃんへ重大な影響を及ぼすこともあります。
妊娠が判明したら、速やかに産婦人科を受診するようにしましょう。
関連記事:
・異所性妊娠(子宮外妊娠)
妊娠したら気をつけること

妊娠初期は、赤ちゃんの脳や心臓など大切な器官が作られていく時期です。ママや外部からの影響が大きいので、細心の注意を払って生活しましょう。
■妊娠の可能性があるときに注意すること。
・十分な栄養を摂る。葉酸なども良い。
・ダイエットはしない。
・自己判断で薬を飲まない。
・レントゲンなど放射線を浴びない。
・飲酒・タバコは避ける。
・風疹に注意する。
妊娠の可能性があるときはママの健康管理に十分に注意しましょう。
特に飲酒やタバコは、早産などの原因となります。妊娠が分かった時点ですぐに止めるようにしましょう。
「産婦人科診療ガイドライン―産科編2014 」によると、早産の他にも流産や子宮外妊娠、児の体重減少などが報告されています。先天性障害のリスクも高まるので、すぐに禁煙するようにしましょう。
関連記事:
・飲酒、喫煙と先天異常
この他の注意点や気をつけることは、妊娠初期、超初期の注意点や気を付けることで紹介しています。読んでみてください。
妊娠前や妊娠初期には葉酸摂取が大事!

妊娠前や妊娠初期に葉酸が不足することで、無脳症や二分脊椎といった先天性障害のリスクが高くなることが分かっています。
妊娠前や妊娠初期に葉酸が不足しないように気を付けましょう。
食事から必要量を摂取するのは難しいので、サプリからの摂取がおすすめです。厚生労働省もサプリのほうが吸収効率がよいとしてサプリでの摂取を推奨しています。
サプリならつわり中でも無理なく飲むことができます。サプリでの葉酸摂取がおすすめです。妊娠に最適なサプリの選び方については失敗しない!葉酸サプリの選び方で詳しく紹介しているので読んでみてください。
妊娠のトピックスは妊娠したいで、妊娠全般の話題は妊娠に掲載してます。参考にしてください。